ウェブと電子書籍でのルビのネックを乗り越え

概要

  1. ルビの必要性
  2. 表示・表現の必要適応性
  3. バリエションの事例
  4. ウェブ技術で実現
  5. 現状の主要問題
  6. 標準化団体の政治と外交
  7. これから

多数の人に必要

漢字を習い終えていない人:

台湾も同様

他の場合もある

重要性

概要

  1. ルビの必要性
  2. 表示・表現の必要適応性
  3. バリエションの事例
  4. ウェブ技術で実現
  5. 現状の主要問題
  6. 標準化団体の政治と外交
  7. これから

環境の多様性

画面サイズが未定

デバイス多様性

画面の向きが未定

その他環境の多様性

ユーザの多様性

概要

  1. ルビの必要性
  2. 表示・表現の必要適応性
  3. バリエションの事例
  4. ウェブ技術で実現
  5. 現状の主要問題
  6. 標準化団体の政治と外交
  7. これから

熟語の組版

モノルビ

熟語の組版

グループルビ

熟語の組版

熟語ルビ・中

熟語の組版

熟語ルビ・小

熟語の組版

熟語ルビ・大

熟語の組版

インライン

読む能力によるバリエーション

読む能力によるバリエーション

読む能力によるバリエーション

読む能力によるバリエーション

読む能力によるバリエーション

読む能力によるバリエーション

読む能力によるバリエーション

読む能力によるバリエーション

複層ルビ

複層ルビ

アクセシビリティ

文字サイズ

アクセシビリティ

ディスレクシア

アクセシビリティ

ディスレクシア

他の必要機能

適切に改行

他の必要機能

音声合成

🔊 きょうとし 🔊

他の必要機能

音声合成

米国アメリカ

🔊 べいこく あめりか 🔊

概要

  1. ルビの必要性
  2. 表示・表現の必要適応性
  3. バリエションの事例
  4. ウェブ技術で実現
  5. 現状の主要問題
  6. 標準化団体の政治と外交
  7. これから

内容とスタイルの分離

HTML
基礎の層:
  • 内容
  • 構造
  • データ関係
CSS
表示の指示:
  • 自動組版
  • 各バリエーションを実現

内容とスタイルの分離

HTML
<ruby>
  <rb>京<rb>都<rb>市
  <rt>きょう<rt>と<rt>し
</ruby>
CSS
rt { font-size: 50% }
ruby {
  ruby-align: space-between;
  ruby-merge: auto;
  ruby-position: over;
}

概要

  1. ルビの必要性
  2. 表示・表現の必要適応性
  3. バリエションの事例
  4. ウェブ技術で実現
  5. 現状の主要問題
  6. 標準化団体の政治と外交
  7. これから

主要問題

公式のHTML仕様によるデータモデルは単純すぎる

マークアップ 字の関係 単語の区別 読み順
<ruby>京都<rt>きょうと</ruby> × 公式
<ruby>京<rt>きょう</rt>都<rt>と</ruby> ×
<ruby><rb>京<rb>都<rt>きょう<rt>と</ruby> 公式

すべての要件を同時に満たすことはできない

問題の事例

改行

親文字とルビ文字の関係を知っている場合
親文字とルビ文字の関係を知っらない場合

問題の事例

インライン化

読み順が守られている場合
読み順が混ざった場合

問題の事例

検索可

読み順が守られている場合
読み順が混ざった場合

問題の事例

仮名の省略

理想
親文字とルビ文字の関係を知っらない場合
改行不可
読み順が混ざった場合
検索不可

問題の事例

組版バリエーション

熟語ルビおよび他のバリエーションに必要情報:
親文字とルビ文字の関係
単語の区別

問題の事例

音声合成

京都市長きょうとしちょう
理想
🔊 きょうとしちょう
二重読み
🔊 きょうとしちょうきょうとしちょう
二重読み+混ぜ読み
🔊 きょうきょうととししちょうちょう

主要問題

公式のHTML仕様ですべての要件を同時に満たすことはできない

マークアップ 改行 グループ表示 モノ表示 熟語表示 検索 インライン化 仮名の省略 混ぜ読み音声合成
<ruby>京都<rt>きょうと</ruby> × × × × 公式
<ruby>京<rt>きょう</rt>都<rt>と</ruby> × × ×
<ruby><rb>京<rb>都<rt>きょう<rt>と</ruby> 公式

概要

  1. ルビの必要性
  2. 表示・表現の必要適応性
  3. バリエションの事例
  4. ウェブ技術で実現
  5. 現状の主要問題
  6. 標準化団体の政治と外交
  7. これから

複数の団体

W3C

ルビに関するCSSは進歩し易い

WHATWG

長年、ルビに関するHTMLは進歩不可だった

交渉済み!

概要

  1. ルビの必要性
  2. 表示・表現の必要適応性
  3. バリエションの事例
  4. ウェブ技術で実現
  5. 現状の主要問題
  6. 標準化団体の政治と外交
  7. これから

現状まとめ表

構造(HTML) 表示(CSS) 音声合成
研究 問題分析
解決策の識別 ×
標準化 WG設立
仕様書作成 ×
テストと改正 × ×
実装 Firefox
Kindle
(Chrome、iBooks…)

優先:ネックになっている基礎の層

構造(HTML) 表示(CSS) 音声合成
研究 問題分析
解決策の識別 ×
標準化 WG設立
仕様書作成 ×
テストと改正 × ×
実装 Firefox
Kindle
(Chrome、iBooks…)

なぜそれ?
なぜ今?

今回のプロジェクト

主要目的
要件を満たせるルビマークアップを公式にする
成果物
W3CでのルビHTML拡張仕様
期限
HTML-WGチャーター以内(6月まで)
APLの今年度中(3月まで)
補足目標
仕様書をRECトラックで進展
W3CでのHTMLルビ活動を継続

今後

後続プロジェクトの提案

ウェブと電子書籍でのルビのネックを乗り越え