W3Cとは
W3Cとは
World Wide Web Consortium
W3Cの起源
-
1989~1990年:ティム・バーナーズ=リー氏によってウェブの発明、初ブラウザの開発
- 90年代の前半:初HTML仕様の叩き台
- 1994年:W3C誕生:HTMLとウェブ関連の技術用新標準化団体
標準化とは?
- 強制標準:実行・実現は法律による義務
ISO, JIS, IEC…
- 自主標準:義務なく、自発的協力
W3C, IETF…
W3Cの価値観
- 合意
- Open
- 自由、無料に読める
- 誰でも参加可能
- 自由に実装可能
- 人間の全員へ
- 互換性
W3Cでの標準化の基本流れ
W3C Process:www.w3.org/Consortium/Process/
- WD = Working Draft(叩き台)
- CR = Candidate Recommendation(確認中)
- PR = Proposed Recommendation(投票中)
- REC = Recommendation(完成)
W3Cの価値観
- 合意
- Open
- 自由、無料に読める
- 誰でも参加可能
- 自由に実装可能
- 人間の全員へ
- 互換性
誰でも参加可能
人間の全員へ
「Horizontal Review」の義務
W3Cのグループの種類
- 会員参加可能:
- WG = ワーキング・グループ
- IG = イントレスト・グループ
- 誰でも参加可能:
- CG = コミニティー・グループ(無料)
- BG = ビジネス・グループ(有料)
- 会員での選挙によるグループ:
- AB = アドバイザリー・ボード
- TAG = テクニカル・アーキテクチャー・グループ
- BoD = 理事会
ワーキング・グループ
- 仕様書(REC)が開発されるところ
- 例えば:
- 活動範囲は会員に認可するチャータに決める
- 参加すると:提案可能、合意、特許ポリシー対応
イントレスト・グループ
- WGに似ている
- 仕様書開発不可、相談と、メモ開発のみ
- 特許ポリシー対応外
- 例えば:
CG & BG
- 標準化前
- 会員以外に参加可能
- 会員以外に作成可能
- REC作成不可能
- 特許ポリシー対応外
会員団体
- 会員会社(AC = Advisory Commitee)
- WGに参加
- WG、IGのチャーターを認可
- W3C Processの更新を認可
- TAG、ABの選挙
- W3C Team = 従業員
- 標準化のガバナンス:AB、TAG
- 団体のガバナンス:理事会
標準化のガバナンス
- AB
- 代表者
- W3C社長、Team をアドバイス
- W3C Processの更新を提案
- TAG
- ウェブ技術全体
- グループコーディネーション
- 仕様レビュー
団体のガバナンス
- 2022年以前
-
- 法人がない
- ホストの協力
- MIT(米国)
- 慶應義塾大学
- ERCIM(フランス)
- 北京航空航天大学(中国)
- 予算と人事管理:各地個別
- 2023年以降
-
- W3C Inc:米国NPO法人
- パートナー
- 予算と人事管理:理事会
(会員席:7、パートナ席:4以内、指名席:2以内)
付近の団体
- 通常に協力する団体
- IETF
- Unicode
- 3GPP
- DAISY
- ECMA
- 等(数十件)
- 枝別れした団体
- WHATWG(HTML)
- 合一した団体
- IDPF(EPUB)
必要合意
- 会員全員の合意
- グループ作成・終了
- 仕様書完成(REC)の認可
- プロセス更新
- →Advisory Committee Review
- グループ内の合意
- 使用編集
- 使用出版(WG、CRのみ)
- 使用完成提案
- →グループ議長の判断
合意のできない時
合意ができない:Formal Objections
- 2022年以前
-
W3C Directorの判断